トレーニング時の苦しさ
激しいトレーニングを続けていくと疲れが溜まります。
疲れのメカニズムとして筋疲労が一般的に扱われるが自律神経も大きく関わっていると思う。
疲れた、苦しい、辛いといった感情は情動と呼ばれています。
情動とは強く急激な感情のことを指します。これは脳の扁桃体という場所に生じ、扁桃体にはストレスに強く反応する神経細胞が集まります。
扁桃体が疲れた、苦しい、辛いといった情動が起こると、交感神経が興奮します。
交感神経が必要以上に活発になると、筋肉の血管が収縮し血流が滞り、代謝物質が蓄積されます。
その情報が扁桃体に伝わると情動がさらに強くなり、苦痛感が強まるという流れに陥ります。
交感神経は血管を収縮されるが、運動に分泌されるアドレナリンというホルモンや代謝物などの働きで、筋肉の血管は拡張され血液が循環される。
こうした仕組みが働かない臓器では、交感神経で血管が縮み、行き場を失う血液は筋肉に集まりやすくなります。
交感神経が興奮しすぎると、筋肉の血管が拡張されにくくなり、代謝物質の除去が滞り、負の連鎖になっていきます。
以上のことから神経の伝達、働きはトレーニング時の苦しさは繋がっていると思います。